- 外貨預金とFXの違いを知りたい人へ
- FXに興味がある人へ
このページでは、外貨預金とFXの違いを比較しながら、FXのメリットとデメリットを解説します。
↓FXの概要については以下の記事で詳しく解説しています。
読みたいところへスキップ
外貨預金とFXの違い
項目 | 外貨預金 | FX |
---|---|---|
利益を得る方法 | 安く買って高く売る | 安く買って高く売る 高く売って安く売る |
取引手数料 (ドル円) | 高い (最近は安い銀行も有) | 安い |
利息の受け取り | あり | あり (スワップポイント) |
取引資金 (レバレッジ) | 預け入れ資金の範囲 | 預け入れ資金の~100倍まで 取り引き可能 |
注文方法 | 現在レートで売買 | 指値注文など 注文方法は多数 |
投資期間 | 1ヶ月〜年単位で保有 | 数秒〜長期まで自由 |
決済タイミング | 満期時 (普通預金は自由) | いつでもOK |
必要な資金 | 数万円〜 | 数千円〜 |
FXは預け入れ資金以上の取引ができる
FXの最大の魅力は、「預け入れ資金以上の取引ができる」ことです。
FXにはレバレッジ(てこの原理)という仕組みがあります。
例えばレバレッジが25倍の取引所に10万円のお金を預け入れるとします。この10万円を元手(証拠金)にすることで、10万円の25倍である250万円分の取引が可能となります。

1ドル=100円のときに外貨預金で10万円を米ドルに交換し、1000ドルが手に入ったとします。相場が変動して1ドル=110円になったときに1000ドルを日本円に交換すると、残る利益は10,000円です。
仮にFXで10,000円を証拠金に25倍のレバレッジをかけていれば、必要な資金は10分の1なのに残る利益が25,000円となります。
FXは売りからはじめられる

外貨預金であれば、日本円→外貨に預け入れたときよりも円安になっていないと利益が出せませんが、FXは「売り」から入ることができるので、どんな相場局面でも利益を出すことができます。
スワップポイントと金利
FXでは、2つの通貨の金利差から発生する調整(スワップポイント)という仕組みがあります。
例えば、日本円の金利よりも高い豪ドルを「買い」でポジションを持っていると、この2通貨間の金利差を受け取ることができます。また、逆に高金利の通貨を売って低金利の通貨を買う場合は「支払う」こともあります。
なお、スワップポイントは固定ではなく、金利情勢などで変動することがあります。
FXは24時間取引ができる
外国為替市場は24時間、世界中で取引が行われています。
ニュージーランドからはじまり、東京やシンガポール、ヨーロッパの市場が開き、最後に日本時間の夜中に米国・ニューヨークの市場が開きます。
土日や年末年始などの特別な日を除いて、平日は基本的に24時間いつでも取引ができるので、日中は仕事をしているサラリーマンの方でも始めやすいのが特徴です。
まとめ
- 下げ局面もチャンスがある
- 金利差で収益がある
- 少額からスタートできる
- 24時間取引できる
- 手数料が安い
レバレッジ取引は扱いに注意が必要ですが、基本的には「外貨預金の手数料を払うくらいならFXをはじめたほうがいい」と考えています。
慣れるまでは難しく感じるかと思いますので、はじめは少額から、リスクを最小限にしながらチャレンジしてみることを推奨します。