パソコン・IT分野で老舗のIBM社が、コーポレートフォントを商用無料のオープンソースで公開しています。
IBMは50年以上、自社のフォントにHelveticaを使用してきたようですが、その使用料があまりにも膨大で負担のため、独自のコーポレートフォントを開発したとのこと。ブログなどのWEBサイト、スマホアプリ、ゲーム、YouTubeなどの動画など、好きな媒体に利用できます。
バイナンスの新UIで採用されてるフォント「IBM Plex Sans」が個人的にツボで、何かしらに使いたい
— カズト🌤仮想通貨ブログ (@nomad_btc) July 22, 2019
日本語にも2019年〜2020年に対応するらしい pic.twitter.com/J8PFdtJsLO
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IBM Plexの書体
IBM Plexは公式サイトから誰でも利用可能で、ZIPファイルのパッケージでまるごとダウンロードできます。ZIPファイルには4つの書体、8つのウェイトが含まれています。
TrueTypeやOpenTypeなどが用意されているので、そのうち選んでZIPファイルをダウンロードします。
- IBM Plex Sans
- IBM Plex Sans Condensed
- IBM Plex Serif
- IBM Plex Mono
- Thin
- Extra Light
- Light
- Regular
- Text
- Medium
- Semi Bold
- Bold
仮想通貨取引所の新UIにも使われている

[blogcard url=”https://nomad-btc.com/binance/”]
IBM Plexは、世界最大級の仮想通貨取引所「バイナンス」の新しいUIデザインにも採用されています。
ちょっと丸っこくてかわいいデザインですよね。全体的に雰囲気が柔らかくなるので、マテリアルデザイン・フラットデザインに合うように思います。
含まれているフォント一覧
ZIPファイルを解凍すると、フォントが一覧できます。macOSにまとめてインストールしてみたのですが、それぞれ次のようなフォントが追加されました。















macOSにIBM Plexを追加する
macOSのシステムフォントに追加するには、LaunchPadのアプリ一覧の[その他]にある[Font Book]を使います。

アプリ一覧 > その他にある[Font Book]を開いてください。
![[+]からフォントを追加](https://www.imia.org/wp-content/uploads/2019/07/2441851b-macos_font02-1024x534.png)
画面上部の[+]か、メニューバーの[ファイル] > [フォントを追加]からフォント選択画面を開き、ダウンロードしたIBM Plexをインストールします。

フォント一覧に[IBM Plex Sans]が追加されていればOKです。
macOSのシステムフォントの1つにIBM Plexが加わりました。
文書作成時のフォント変更や、使っているWEBブラウザの設定など、Macでフォントを指定する場面の選択肢の1つとして使えるようになります。
日本語対応が楽しみ
2020年までには韓国語や日本語にも対応すると発表されているので、ひらがなや漢字に対応したらnomalogでも部分的に採用してみようと思います。
汎用的に使えるフォントの中ではAppleのヒラギノ角ゴシックが一番好きなのですが、WindowsやAndroid端末で表示できないのがネックでした。代替できるフォントがほしかったので、IBM Plexの対応が待ち遠しいです。